12cups

成績が良くないとお嘆きの前に。 噛む力1

009「とろり」「やわらか」「なめらか」「ふわふわ」等の言葉のつくスィーツが販売されるようになって久しいですね。でも、最近の日常の食事にもこの傾向になりつつあるのが心配です。

神奈川歯科大学の齋藤滋教授は各時代の食事を再現し咀嚼回数を測定する実験を行いました。

弥生時代の食事3960回、 鎌倉時代の食事2654回、江戸初期の食事1465回、昭和10年(1935年)の食事1420回と時代と共に咀嚼回数が減少していく中、
ハンバーグ、スパゲティ、ポテトサラダ、コーンスープ、パン、プリンというメニューの現代食は620回まで減少してしまいました。

咀嚼をしない現代人の下顎は小さくなり、そのため上顎との噛みあわせが悪くなり、いくつかの不具合が発生してしまいます。

兵庫県姫路市のアリモトさんでは「集中力せんべい」という玄米の風味豊かな堅いせんべいを永年作り続けています。袋の裏にこんなメッセージが書いてありました。

お子様の成績が良くないとお嘆きの前に

お母様、最近の子供達の顔つきがスマートになり過ぎているとお気付きになりませんか?
昔の人はみな顎が張っていて、がっしりした面がまえをしていたものです。

子供たちの大好きなメニューといえばきまって、カレー、ハンバーグ、スパゲティ、卵焼き。毎日このようなものばかり食べていますと力を込めてものをかむ必要がほとんどなくなり、「要、不要の法則・・・使うものは進化発達し、使わないものは退化衰退する。」との法則の通り、知らず知らずのうちにものを噛む力がなくなり、顎の筋肉や骨が衰えてしまっているからです。

ところが、これがたいへんなこと。実は、噛む事と脳をきたえ集中力をつけることと歯が丈夫であることとは密接なつながりあるのです。脳細胞は20歳をすぎると、1日10万個づつ壊れていくといわれ、絶えず刺激しないとどんどん退化してしまうものです。堅いものを噛み続けると左右のこめかみが刺激され140億もある脳細胞が活性化され、思考が集中しやすくなります。

この他に噛む事のメリットは沢山ありますが、お子様の好みに任せ柔らかいものばかり与えず奥歯で噛み締めるような堅い物を少しづつお与えになり、普段から集中力のつく、たくましいお子さんに育てる賢明なお母さんであって頂くことを祈ってやみません。

このせんべいは柔らかいものが好まれる時代に逆行しますが、あえて、堅く焼き上げました。
ご活用をお願い致します。

合掌  店主敬白

写真は生徒さんが焼いて下さった香ばしい手作り全粒粉クッキーです。しっかり噛まないと食事をした気がしない私好みの堅さです。

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