12cups

手作りバットの恩恵

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日本人の食事は変わってしまいました。

明治、大正の頃の食事には大きな変化はないのですが、
昭和になり、第二次世界大戦後の変化は顕著です。まず、主食であるお米の摂取量の減少。

1965年(昭和40年)から2009年(平成21年)のわずか44年間で、摂取量は半分になりました。

反対に増加したのが動物性たんぱく質と油脂です。

医師の鹿島友義さんは、現代人と同じような食事をしていた平安時代の貴族達を「源氏物語」を通して診断しています。

光源氏の母、桐壺の更衣はストレスによる「心身症」、正妻の葵の上は
「糖尿病」」、親友の長男の柏木は「反応性うつ状態」・・・平安貴族と現代平成日本人との共通する病気から、その要因は、栄養の過剰摂取が推測できます。

食事と同様に、私達の身の周りの物もずいぶん変わりました。きれいで、便利で、暮らしを楽しく
華やかにしてくれる様々な生活用具があふれかえっています。モノはあふれているのに、買うモノがないと感じた1970年代の終わり頃。

日本人が大切に守ってきた生活具を再び家庭にとり戻そうと、日本各地を訪れ、多くの作り手の方々にお逢いすることができました。

そんな仕事に関わろうとする私の背中を押してくれたのが、写真の今でも大切にとってある手作りバットの感触です。幼児サイズの暖かく、やさしい特注バットは父の家具工場で働いていた山本みっちゃんが作ってくれました。

私の温故知新のきっかけは、多くのモノとの出会いから、そして40年後、食の温故知新 マクロビオティックの食事に出会うのでした。

今日 3月21日は「用の美」を追い求めた思想家、柳宗悦(むねよし)の誕生日です。

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